フリクションボールの仕組みと特徴

フリクションボールとは、温度変化で色が消える特殊なインキを使ったボールペンのことです。この記事ではフリクションボールの仕組みや特徴、使い方や注意点について説明します。これは、「フリクションインキ」という新開発のインキが使われています。このインキには、色が消える温度という設定温度があります。

色が消える温度は約60℃で、この温度以上になるとインキの色が無色に変わり、逆に-10℃前後になると無色になったインキの色が戻ります。特徴は消しカスが出ない。消しゴムで消す筆記具と違って、インキを無色化するだけなので紙面にカスが残りません。消し残りが少なく鉛筆やシャープペンシルの消し跡に比べて、消した部分が目立ちにくいです。

何度でも書き消し可能でインキ消去液などの化学式と違って、消した部分で再び書くことができます。色やサイズのバリエーションが豊富です。フリクションボールは、0.5mmから0.38mmまでの極細から太字までのサイズや、黒・赤・青などの基本色から緑・オレンジ・ピンクなどのカラフルな色まで、多彩なラインナップがあります。また多色ボールペンや蛍光ペン、サインペンなどもあります。

使い方は、筆跡が乾いてから軸後部のラバーでこすると色が消えて、芯の交換は軸を分解して交換します。フリクションボールは、温度変化で色が消える画期的なボールペンです。書き間違えや修正が簡単にできるので手帳やノート、勉強などに便利です。ただし、消えてはいけないものには使わないように注意しましょう。

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